鹿屋P−1哨戒機の部品がなくなる 飛行中に落下か 鹿児島

海上自衛隊鹿屋航空基地は、P−1哨戒機の部品を紛失したと発表しました。飛行中に落ちた可能性が高いということです。
鹿屋航空基地によりますと、紛失したのは、第1航空隊に所属するP−1哨戒機の機体後方にあったスタティックディスチャージャーと呼ばれる棒状の部品です。機体にたまった静電気を放電するためのもので、長さおよそ10センチ・直径5ミリ・重さ3グラムで、材質は確認中としています。
哨戒機は3日午後7時前に基地を離陸して、鹿屋市、東串良町など大隅地方のほか、鹿児島市や南薩地域の上空を飛行して4日午前1時半ごろに基地に戻り、その後の点検で紛失が分かりました。
基地内を捜索しても見つからないことから、飛行中に落ちた可能性が高いとみられ、これまでに被害の情報は入っていないということです。
鹿屋航空基地のP−1哨戒機は今年1月にも部品を紛失していて、第1航空隊司令の岩政秀委1等海佐は「住民の皆さまにご心配をおかけし、申し訳ない。厳格な点検をして再発防止に努める」とコメントしています。

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