19歳フランス女子大学生がホテルでインターン あふれる鹿児島愛「また鹿児島に『帰りたい』」

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フランスの大学生がこの夏、鹿児島市のホテルでインターンシップ=就業体験をしました。これまで何度も訪れ、大好きだという鹿児島で大切な体験となったようです。
城山ホテル鹿児島の割烹料理店で、着物姿で客の出迎えの練習をしているのは、櫻井ピュイサン海夏子さん(19)です。父親がフランス人、母親が日本人で、フランスの大学で学んでいますが、夏休みを利用して6月中旬からおよそ2か月にわたって鹿児島市のホテルの割烹料理店やフランス料理店でインターンを行いました。
(櫻井ピュイサン海夏子さん)「すごく楽しいです。みんなすごく優しい。」「日本のサービスをするのがすごく好き。すごくいいサービスだと思います」
フランスの大学でホテルやレストランのサービスを学ぶ海夏子さんにとって、座敷で膝をついて料理を提供する日本式のサービスは、新鮮な体験だったようです。
(海夏子さん)「一人で着物を着られるようになりました」「1週間くらい勉強して、きょうは自分で着ました。嬉しい。(Q.着物は持っている?)持ってないです、ほしい」
でも、どうしてフランスから鹿児島に?
(海夏子さん)「夏休みは(ほぼ)毎年鹿児島に来ている」「霧島と指宿のそうめん流しもすき」「鹿児島のしゃぶしゃぶとさつま揚げが好き」
きっかけは母親の純子さんでした。宮城県出身ですが、以前、仕事で訪れた鹿児島を好きになり、フランスに渡り、海夏子さんが生まれた後も海夏子さんを連れて毎年のように訪れたといいます。
その影響で鹿児島が好きになったという海夏子さん。特に大好きだというのが…。
(海夏子さん)「おぎおんさぁが大好き。今年は6回目」
鹿児島でできた友達の誘いで参加するようになった「おぎおんさぁ」ですが、おととし、去年は新型コロナの影響で中止になり、おととしは鹿児島に来ることすらかないませんでした。
今年は、みこしの練り歩きはなかったものの3年ぶりに開かれ、海夏子さんも参加できました。
(海夏子さん)「(おぎおんさぁのみこしは)新型コロナのせいで担げなかったけど、みんなに会えてすごく楽しかった」「毎年、鹿児島に『帰りたい』」
鹿児島で充実した時間を過ごした海夏子さん。2か月にわたるインターンの最終日を迎えました。
(城山ホテル鹿児島割烹「楽水」 中村恵理子女将)「仕事に真摯にそして素直に、笑顔で取り組んでくれました。」「とても素敵な笑顔で印象に残っております」
(フレンチレストラン「leCiel」 村田佳世さん)「すごくニコッとしながら、元気で爽やかな感じでした」「海夏子さんの地元の話を交えながら文化とか教えてもらったりして、楽しかったです」
(海夏子さん)「すごくいいインターンシップでした。本当に楽しかった」「今年は本当に1番楽しかった鹿児島です」「おぎおんさぁも来年でます。担ぎたい」
第2のふるさとのような鹿児島でこれまでで一番楽しい時間を過ごしたという海夏子さん。鹿児島をあす20日離れ、フランスへと戻ります。

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