観光列車「36ぷらす3」 運行1周年祝い住民・園児が歌う踊る 鹿児島・牛ノ浜駅

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「36ぷらす3」の乗客を見送る住民ら=14日、阿久根市大川の牛ノ浜駅

 JR九州の観光列車「36ぷらす3」の運行1周年を記念したイベントが14日、阿久根市の肥薩おれんじ鉄道牛ノ浜駅であった。
地元住民や園児ら約80人が踊りなどで乗客をもてなし、駅前に広がる東シナ海の絶景をPRした。

 「36ぷらす3」は昨年10月16日に運行を始め、木曜から月曜の5日間で九州を一周する。
全ルートで計258本(今年10月11日時点)が走り、約1万3000人が利用。乗車率は49%。

 牛ノ浜駅に停車する木曜ルート(博多-鹿児島中央)は、九州豪雨の影響で昨年11月にデビュー。
この日は、あくね園と蓮華保育園の園児計約50人が合唱やマーチングを駅前で披露し、1周年を祝った。

 運行開始以降、踊りや地元の景色を収めた写真展示などで乗客をもてなしてきた住民らに客室乗務員から感謝状が贈られた。
牛ノ浜地区の松永貢さん(68)は「乗客が再び阿久根を訪れてくれればうれしい」と話した。

 15日は、金曜ルート(鹿児島中央-宮崎)の停車駅・大隅大川原(曽於市)でも記念イベントがある。

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