「鹿児島の食」にフランス人興味津々 県商工会連合会がパリで試食商談会 黒酢料理や焼酎、茶など振る舞う

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鹿児島食材の料理を試食する招待客ら=17日夜、パリ市内(県商工会連合会提供)

鹿児島県商工会連合会は17日(現地時間)、パリ市内で県産品の試食商談会を開いた。日本人シェフが経営するレストランで、現地のバイヤーや料理人ら約40人を招き、県産の食材を使った料理を振る舞って売り込んだ。
同会はルーブル美術館での北前船寄港地フォーラムに合わせた県の訪問団と同行している。森義久会長は「鹿児島は食の宝庫。舌の肥えたパリジャン、パリジェンヌも気に入る食材をそろえた。鹿児島とフランスの食のマリアージュを楽しんでほしい」と呼びかけ、塩田康一県知事も鹿児島の魅力をPRした。
料理は参加企業の商品を使用。ほうじ茶や黒酢を使ったマリネやソテー、焼酎や茶などが提供された。招待客らは「漬物は食べたことのない味」「お茶は繊細な味。黒酢がおいしい」などと、興味津々の様子だった。
大海酒販(鹿屋市)の山下正博社長は「最近、フランスでの焼酎人気を感じている。食材を通じ、鹿児島そのものの認知度が高まりつつあるようだ」と手応えを語った。

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