湿度が高い季節は、特にお風呂場の黒カビが気になる方も多いのでは? じつはお風呂場には、カビがはえやすい場所が4つあります。今回は、お掃除のプロおそうじダイアリーさんに「お風呂場の黒カビを劇的にきれいにする方法」を教えていただきます。カビ予防方法もご紹介するので、掃除後のきれいになったお風呂場を保つための参考にしてください。
教えてくれたのは……お掃除の錫村商店さん
開業をしたハウスクリーニング店が大手口コミサイトにて千葉県内で第1位を獲得。プロデュースをした洗剤がヒットするなど、自身の経験を活かした掃除道具を作り続けている。
カビがはえやすい場所とは?
お風呂場の中でも、特にカビがはえやすい場所を4つご紹介します。自宅のお風呂場にカビがはえていないか、掃除の参考にしてみてください。
ゴムパッキン
梅雨以降の時期は温度と湿度が高いので、特にカビがはえやすいです。特にゴムパッキンについてしまった黒カビは、根が深いです。塩素濃度が高い洗剤ではないと、落としきるのが難しいんですね。
排水口
お風呂場の排水口は、カビのエサとなる石けんカスが流れます。そのため、排水口周りはピンク汚れや黒カビが発生しやすい場所です。
蛇口の根本
蛇口の根本もシャンプーの飛び散りなどで、カビがはえやすい場所です。
天井
まず掃除をしたいのは、お風呂場の天井です。天井の黒カビを放置するとカビの菌が下に落ちて、床がカビたりするんです。
床の掃除をこまめにしていてもなかなかカビが落ちないという場合には、天井の汚れを疑ってみてもいいのではないでしょうか。天井に黒カビがついたときは、きれいに落としてください。
おすすめの洗剤とは?
よく使うのがこのキッチンハイターです。キッチンハイターをうまく使うことで、ゴムパッキンなどのカビをきれいに落とすことができます。
キッチンハイターの塩素濃度は6%くらいといわれています。この塩素の濃度は、どんどん落ちていきます。買ってすぐの洗剤と、買って1年ほど自宅に置いた洗剤の汚れの落ち方を比べてみると、全然違いますので、カビ取り剤はできるだけはやく使ったほうがいいでしょう。
家にあるもので黒カビを劇的にキレイにする方法
ゴムパッキン、排水口、蛇口周り、天井についた黒カビをハケを使って洗剤を塗っていきます。
用意するモノ
ハケを使って洗剤を塗る方法は、ゴムパッキン、排水口、蛇口周り、天井、どれも同じです。以下のようなハケの使い方をして、洗剤を薄く塗っていきましょう。
ハケの使い方
ゴムパッキン
洗剤を塗るときは、洗剤をダラダラとたれるほど塗るのではなく、薄く塗ります。また下から上に塗ることで密着して、たれにくくなります。
数回、塗り重ねることで効果がでます。一度塗ったあとは1分くらいおいて、2回目を塗ります。
排水口
蛇口の根本
蛇口の根本は、黒カビが結構つきます。シャワーをかけておくところのプラスチックの根本も、黒っぽくつくことがあります。
注意事項
キッチンハイターが金属につくと変色することもあるので、注意事項を確認の上ご注意ください。
天井
注意事項
洗剤をハケで塗る際は、保護メガネなどを着用して掃除を行ってください。
カビ予防方法
シャンプーや石けんカスの残りがあると、カビの栄養分になってしまいます。お風呂から最後に出る人が、お湯でしっかり洗い流すのがおすすめです。
特に洗面台の下や洗面イスの裏などは石けんカスが残っていると、ピンク汚れだと発生しやすいです。
カビ予防方法
冷水で20秒ぐらい洗うと、温度と湿度が急激に下がり、カビが発生しにくい状況になります。お湯で石けんカスを落として、冷水でお風呂場をしめます。
気になるBefore Afterは?
掃除前は、ゴムパッキンに黒カビがついていました。
ゴムパッキンに付いた黒カビを落とすには、キッチンハイターを塗った後にラップをして、その後時間を置きました。掃除後は、黒カビがきれいに取れました。
いかがでしたか? お風呂場には、カビがはえやすい場所があります。毎日使う場所はカビの予防法を活用しながら、きれいに保っていきましょう。自宅にキッチンハイターがある方は、ぜひ試してみてください。
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