たまに見かける虹色に光る刺身 正体に「誤解してた!」「そうだったのか」

虹色に光っている刺身

※写真はイメージ

刺身を食べようとしたら表面が虹色に光っていたという経験はありませんか。食べても大丈夫なのか心配になりますよね。魚が虹色に変色する理由と食べても害はないのか解説します。

魚の切身の表面が虹色に変色する理由

魚の切身や刺身の切り口が『虹色』に光って見えることがあります。「これは何だろう」「食べても大丈夫?」と疑問に思っていた人もいるでしょう。

魚の切身が虹色に変色する理由について解説しているのは、生協が運営している食材宅配サービス『pal system(パルシステム)』の公式サイトです。このサイトでは、さまざまな食材の疑問に対する回答を詳しく解説しています。

魚が虹色に変色している部分は、『イリデッセンス』と呼ばれる現象が起きたと考えられます。これは、光の干渉によって輝く光学現象です。

イリデッセンス現象による魚の変色の特長は次の通りです。

切身肉の筋肉繊維に対して直角に切った場合や、良く切れる包丁で切った時等に発生します。

色は青色・黄色・緑色等を帯びた虹色に見えることがあり、角度や光が当たる角度によって乱反射するため色が変わります。

パルシステム ーより引用

魚の切身が虹色になっていると、薬や海洋汚染物質などの影響ではないかと心配になる人もいるでしょう。

そうでなくても、鮮度が悪いのではないかと手に取るのをやめてしまうかもしれません。実際に、ネット上には「虹色に光っている魚は鮮度が悪い」という噂も出回っています。

しかし光の反射によって起こる現象で、鮮度や衛生面などに問題のあるものではないので、健康に悪影響を与えるものではないようです。

ちなみにイリデッセンス現象は、カツオ、マグロ、タイ、サバなどの魚に現れやすいようです。光り方によっては、紫色や緑色に近い色に見えることもあるため不安になってしまいますが、食べても問題ないので安心してください。


[文・構成/grape編集部]

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