地元の店頭のみ、わずか1カ月しか並ばない…出荷待つ幻の「川辺メロン」、甘さ上々

ハウスの中で丸々と実り収穫を待つ「川辺メロン」=9日午前、南九州市川辺町平山

 ハウスの中で丸々と実り収穫を待つ「川辺メロン」=9日午前、南九州市川辺町平山

丸々育つ「川辺メロン」=9日、南九州市川辺町平山

 丸々育つ「川辺メロン」=9日、南九州市川辺町平山

 甘くみずみずしい味わいで人気の「川辺メロン」が収穫期を迎えた。鹿児島県南九州市川辺のビニールハウスでは青々とした葉の下、直径15センチほどの果実がひしめくように出荷を待っている。
 盆地の豊かな土壌と寒暖差が栽培に適しかつては一大産地だったが、栽培に手がかかることから生産農家が減少。現在は十数戸が約1.3ヘクタールで栽培するのみ。ほとんどが、道の駅川辺やすらぎの郷など地元の店頭で販売される。
 JA南さつまメロン部会の砂走精一部会長(64)によると、3月後半に寒い日が続いたが出来も甘さも上々。糖度14度以上を出荷する。店頭に並ぶのは今月後半から6月半ばまで。期間限定の希少価値もあって、市外からの問い合わせも多いという。
 砂走さんは「楽しみにしてもらってありがたい。今年もおいしく味わってほしい」と話す。

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