屋久島うみがめ館 4月から宮之浦に移転し再出発へ

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屋久島でウミガメの保護などに取り組むNPO法人・屋久島うみがめ館の資料館は、これまで産卵地の砂浜に近い永田地区にありましたが、来月から、港があり観光客も多い宮之浦地区に移転することになりました。
「うみがめ館」は、1999年にウミガメの産卵地の砂浜がある島の北西部の永田集落に開館しました。これまで資料の展示・保管や保護や調査活動の拠点として使われてきましたが、去年9月の台風14号の際に敷地内で落石があり、安全管理の理由などから去年、撤去されました。
NPO法人・屋久島うみがめ館によりますと、それに替わる新たな拠点となる展示資料館を来月5日に、港があり観光客も多い宮之浦地区にオープンさせることになったということです。
(屋久島うみがめ館 田中一巳副代表)「宮之浦は多くの人が行きかうので、観光客、地元の人含めたくさんの人が来てくれる最高の場所。ウミガメのことをたくさん知っていただき、そこから屋久島の様々な浜へ訪れていただければと思う」
屋久島では5月ごろからウミガメの上陸が始まり、今年は新型コロナの影響でストップしていた観察会の実施も見込まれています。
屋久島うみがめ館では、新たな拠点で情報を発信し、観光振興や保護活動につなげていきたいとしています。

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