「食と旅」をテーマに、日々、日本全国を飛び回る編集者の田辺千菊さんに、現地で出合った間違いのない味を教えてもらいました。
今回は、鹿児島県から厳選した5つのお取り寄せをご紹介。田辺さんが足繁く通う、奄美大島からとっておきのフルーツや珍しい海の幸のコンフィも登場します！
◆元治青果店「南国フルーツ」
旬の南国フルーツ詰め合わせ 10,000円（送料別）。写真は奄美マンゴーとドラゴンフルーツ／元治青果店
奄美大島の老舗青果店の南国フルーツ詰め合わせ。今の季節はマンゴーやドラゴンフルーツが旬で、県外では高値で手が出ないような立派な大玉も良心的な価格で手に入る。お取り寄せは単品もOKで、予算を伝えて詰め合わせにしてもらうことも。注文は電話かインスタグラムのDMから申し込み。
「軒先にずらりと島バナナがぶらさがっている奄美大島の名物店。愛らしい女将さんが店を切り盛りしていて、フルーツや野菜の知識も豊富なので、予算を伝えておまかせを送ってもらうのがベスト。今の季節は奄美マンゴーが絶品！」（田辺さん）
元治青果店
［鹿児島県］
配送方法 冷蔵（商品や季節により異なる）
Instagram @motojiseika
◆ふくどめ小牧場「ハム・ソーセージセット【B】」
ハム・ソーセージセット【B】5,000円／ふくどめ小牧場
日本唯一の品種である「サドルバック」と「幸福豚」を飼育している牧場。
人気の「ハム・ソーセージセット【B】」は、コッホシンケン、コッホサラミ、アウシュニット、ベーコン、オニオンレバーパテ、ボロニアソーセージ、ソーセージ2種の全8種類のセットで、いろいろな商品を楽しみたい人におすすめ。
「このセットがひとつあると、朝食から晩酌まで大活躍。贈り物にも喜ばれます。特にオニオンレバーパテは、ムースのような口溶けで何度食べても感動があるおいしさ。ワインとも相性抜群です」（田辺さん）
ふくどめ小牧場
［鹿児島県］
配送方法 冷凍
https://fukudomesmallfarm.com/
◆金七商店「クラシック節」
クラシック節〈削り節7パック〉680円／金七商店
カビ付け工程の際、倉庫内にモーツァルト作曲のクラシック音楽を流すことでカビが与える効果の活性化を試みた鰹節。
原料の本枯節は、カツオを約1ヶ月かけて燻し、カビ付けと天日干しを繰り返す昔ながらの製法で仕上げたもの。おひたしや和え物のほか、出汁を取るのにもおすすめ。
近海一本釣 クラシック節〈薄削り40g〉860円。音符がデザインされたパッケージもある／金七商店
「本枯節の削り節なので旨味が濃く、お椀に入れてお湯を注いで醤油を数滴垂らすだけでおいしいお吸い物になります。音符がデザインされたレトロかわいいパッケージで、贈り物にも最適」（田辺さん）
金七商店
［鹿児島県］
配送方法 常温
https://www.kaneshichishoten.jp/
◆梅月堂「ぬれどら焼きプレミアム 白茶々」
ぬれどら焼きプレミアム 白茶々〈3個・ケース入〉1,296円／梅月堂
「梅月堂」の看板商品で、しっとりとした皮が特徴の「ぬれどら焼き」の夏限定プレミアムバージョン。
鹿児島産の有機緑茶を使った皮に、北海道産小豆のつぶあんと、緑茶をまとったホワイトチョコレートを合わせた、爽やかな渋みがクセになる一品。
「あんこ✕チョコレートという禁断の組み合わせで、夏の疲れが吹き飛びます。重たそうにも感じますが、緑茶を効かせた皮が爽やかに全体をまとめていて、夏らしさを演出。凍らせても皮がしっとりしたままで、冷たいあんとホワイトチョコレートのパリッとした食感も楽しく、コーヒーや渋いお茶とも相性抜群」（田辺さん）
梅月堂
［鹿児島県］
配送方法 常温
http://yunomoto-baigetsudou.com/
◆前川水産「CONFIT d’ AMAMI」
左から、魚みそ辣油〈130g〉970円、夜光貝コンフィ〈130g〉1,620円／前川水産
奄美大島の鮮魚店「前川水産」の3代目が考案したコンフィシリーズ。奄美近海産でとれる夜光貝やマグロを使った全5種類が揃う。
魚のほかにも、奄美の伝統食材であるソテツ味噌や島唐辛子など、島の食材をふんだんに使用し、無添加にこだわる。
左から、魚みそ辣油〈130g〉970円、夜光貝コンフィ〈130g〉1,620円／前川水産
「前川水産の3代目は、京都の懐石料理店やフランス料理店で働いていた経験もあり、魚のおいしい食べ方を知り尽くした人物。夜光貝のコンフィはそのまま食べるのはもちろん、オイルごとパスタやサラダに使ってもおいしい。魚みそ辣油はご飯にのせたり、調味料として炒め物や鍋に入れるとよそいきの味になります」（田辺さん）
前川水産
［鹿児島県］
配送方法 常温
https://www.maekawasuisan.com/
●教えてくれたのは……
田辺千菊（たなべ・ちあき）さん
フリー編集者
「食と旅」を中心に、さまざまなメディアで企画から取材・執筆までを担当。地域の魅力を発見するプロジェクトにも携わる。東京と奄美大島に拠点を持ち、離島ライターとしても活動。
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