日米統合演習11月に 徳之島では初の離島防衛訓練 奄美大島にも米軍展開

[10/21 19:20]

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自衛隊とアメリカ軍が来月行う共同演習の一環で、徳之島で初めて離島の防衛を想定した訓練が行われることが分かりました。
日米共同統合演習キーンソードは、11月10日から19日にかけて日本と周辺で実施されます。全体で自衛隊およそ2万6000人、アメリカ軍およそ1万人、艦艇30隻、航空機370機が参加する最大規模の演習です。
このうち徳之島では、17日と18日に自衛隊の水陸機動団とアメリカ軍の海兵隊が徳之島町の花徳里久浜海岸などで離島防衛訓練を行い、日米双方のオスプレイが参加します。
同様の訓練は2020年に十島村の無人島臥蛇島で行われていますが、日米訓練と離島防衛訓練が徳之島で行われるのは初めてです。奄美大島でもアメリカ軍のロケット砲システム・ハイマースが展開します。
防衛省・統合幕僚監部は、今回の演習について「力による一方的な現状変更の試みは許さないという強い意志のもと、抑止力・対処力を強化する」としていて、海洋進出を強める中国を念頭に、自衛隊とアメリカ軍の南西諸島での運用能力を高めることが目的とみられます。

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