東京ドーム237個分!「黒いじゅうたん」に草原変貌 陸自霧島演習場で春呼ぶ野焼き

勢いよく燃え広がる野焼きの炎=1日、えびの市の陸上自衛隊霧島演習場

 勢いよく燃え広がる野焼きの炎=1日、えびの市の陸上自衛隊霧島演習場

勢いよく燃え広がる野焼きの炎=1日、えびの市の陸上自衛隊霧島演習場

 勢いよく燃え広がる野焼きの炎=1日、えびの市の陸上自衛隊霧島演習場

 鹿児島県湧水町と宮崎県えびの市にまたがる陸上自衛隊霧島演習場で春の訪れを告げる野焼きがあった。東京ドーム237個分、1109ヘクタールの草原を真っ赤な炎が駆け巡り、一帯を黒いじゅうたんのように変えた。
 演習時の火災防止やダニなどの害虫駆除のため、枯れた野草が燃えやすい晴れた日に毎年行う。今年は1日にあり、国分、都城、えびの各駐屯地から参加した隊員約630人が演習場内の各地で着火、1日でほぼ全域の作業を終えた。
 野焼きを指揮した都城駐屯地第43普通科連隊の小原王巳副連隊長は「野焼きにより日々の訓練を行うことができる」と話した。4月中旬には再び草が芽吹き、梅雨時期には新緑に包まれるという。

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