特攻隊員201人が出撃した万世で慰霊祭 元少年兵(95)も参列「隊員の心伝えることが生き残った者の責務」鹿児島県南さつま市

[04/23 18:25]
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太平洋戦争末期に万世飛行場があった鹿児島県の南さつま市で、特攻隊員の慰霊祭が行われました。
万世飛行場からは、太平洋戦争末期のおよそ4か月間で201人の特攻隊員が出撃し、亡くなりました。
慰霊祭には全国から遺族らおよそ270人が参列し、元少年飛行兵で万世飛行場にいたこともある上野辰熊さん(95)が慰霊の言葉を述べました。
「歴史の彼方の出来事と風化しつつあるあの大戦に、散然と祖国愛に殉ぜられた諸霊の心を少しでも多くの人たちに伝えるものも、生き残った者の責務と思い、95歳になりました」
また、金峰学園9年生の小辻美咲さんが誓いの言葉を述べました。
「平和という尊いものを大切にし、互いに助け合い、共に生き抜くことをここに誓い、若者の誓いといたします」
参列者らは、献花台に花を手向けて平和を誓っていました。

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