米軍無人偵察機MQ9、デモ飛行騒音は最大72デシベル 鹿屋市「自衛隊機より低レベル」

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デモ飛行で公開された米空軍無人偵察機MQ9=5日午後、鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地

海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)への米空軍無人偵察機MQ9の一時展開計画で、市は7日、無人機のデモ飛行の騒音を住宅街近くの2地点で測った結果を発表した。最大で昼間の幹線道路周辺と同等の72.0デシベルだった。
市は測定済みの航空機騒音と比較し、「自衛隊機や米軍輸送機より比較的低いレベルだった。何らかの対応や調査は引き続き検討する」としている。
5日にあったデモ飛行は無人機1機が約15分間、高度約550メートルの基地周辺上空を時速222キロで反時計回りに2周した。野里集落センター(同市野里町)で測定した騒音は65.2デシベルと66.9デシベル、市衛生処理場(同市川東町)は72.0デシベルと69.1デシベルだった。
市が2015年に実施した測定では、鹿屋基地所属のP3C哨戒機は野里町で80デシベル、川東町で82デシベル。米軍岩国基地(山口県岩国市)所属のKC130空中給油機はそれぞれ79デシベル、82デシベル。18年に測定した米軍輸送機オスプレイMV22は同81デシベル、93デシベルだった。
無人機の一時展開計画は8機を1年間配備する。運用開始は11月中となる見通し。米兵ら約150~200人が駐留し、市内のホテルに宿泊。公務外の行動制限はない。

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