避難中のウクライナ人家族、回るそうめん流しに笑顔 鹿児島の夏の風物詩楽しむ

回るそうめんを楽しむウクライナ人の家族=16日、鹿児島市下福元町の慈眼寺そうめん流し

 回るそうめんを楽しむウクライナ人の家族=16日、鹿児島市下福元町の慈眼寺そうめん流し

支援金を受け取るウクライナ人=16日、鹿児島市下福元町の慈眼寺そうめん流し

 支援金を受け取るウクライナ人=16日、鹿児島市下福元町の慈眼寺そうめん流し

 鹿児島市の谷山観光協会と鹿児島谷山ライオンズクラブ(LC)は16日、鹿児島の夏の風物詩を楽しんでもらおうと、同市内に避難しているウクライナ人を下福元町の慈眼寺そうめん流しに招待した。参加した7人は回るそうめんに感激した様子で、協会やLC会員との交流を深めた。
 鹿児島・沖縄両県のLCが所属する337-D地区の川田代泰和ガバナーは、ロシアによる侵攻が続くウクライナの状況に触れながら「鹿児島の文化に親しんでほしい」とあいさつ。集めた支援金約10万円を贈った。
 東部ドニプロから避難したルドルフ・ヴィクトリアさん(49)は、母国の自然を紹介するなど会員との交流を楽しんだ。「(支援してくれた)みんなに会えて幸せ」と感謝した。モロゾフ・オレクサンドルさん(45)は家族6人で参加。「回るそうめんに一家全員喜んだ」と笑顔を見せた。
 谷山観光協会の内大久保清志会長は「一日も早く戦争が終息し、日常が戻ることを祈っている」と願った。

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