米軍無人偵察機「MQ9」部隊が絡む車両事故、2件増え計5件に 鹿屋市基地連絡協

海自鹿屋基地に一時展開する米空軍無人偵察機MQ9

 海自鹿屋基地に一時展開する米空軍無人偵察機MQ9

鹿屋市基地関係連絡協議会で意見交換する町内会長など委員ら=16日、同市役所

 鹿屋市基地関係連絡協議会で意見交換する町内会長など委員ら=16日、同市役所

 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)の関係者や周辺町内会長らでつくる市基地関係連絡協議会が16日、市役所であった。委員約30人が出席。米軍関係者の車両が絡む接触事故が新たに2件起き、昨年11月に同基地で米空軍無人偵察機MQ9の一時展開が始まってから計5件となったことが報告された。
 事故はいずれも6月に発生。車両が店舗駐車場の縁石や民家ブロック塀に接触した。
 市と県、九州防衛局鹿屋現地連絡所に置く窓口には、7月末時点で「1年の運用が延長にならないよう要望継続を」など67件の意見や問い合わせがあった。
 協議会で委員からは「無人機運用の期間延長はあるのか」と質問があり、市担当者が「これまでのやりとりで延長はないと聞いている」と答えた。
 鹿屋基地で本年度に計画される施設整備事業も情報を共有。基地機能が変わる工事予定はないものの、協議会で中西茂市長は「国が防衛力強化を進める中、具体的な鹿屋基地の整備がどうなっていくのか。今後も注視しながら対応したい」と話した。

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