電柱の根元から突然噴気 地中の温度90度超、草は枯れ雨水沸騰 温泉ソムリエも「?」 鹿児島市

電柱の根元に水をかけると間もなく沸騰した=鹿児島市皆与志町

 電柱の根元に水をかけると間もなく沸騰した=鹿児島市皆与志町

電柱根元に水をかけると間もなく沸騰した=鹿児島市皆与志町

 電柱根元に水をかけると間もなく沸騰した=鹿児島市皆与志町

 鹿児島市皆与志町の農道脇に立つ電柱の根元から、突如噴気が上がり始めた。電柱本体も温かく、何らかの熱源が地中にあるとみられるが、原因は不明。一帯で温泉が湧き出した話は少なくとも近年はなく、地元住民も驚いている。
 住民が噴気に気付いたのは、寒波に見舞われた1月25日の夕方。一帯は普段草木が茂るものの、現在は枯れており、噴気の影響とみられる。地中の温度は約90度以上。雨水がたまると沸騰する。かすかに臭気があり、長時間の滞在は控えた方が良さそうだ。
 現地を確認した温泉ソムリエ協会師範の六三四さん(同市)は「温泉街では珍しくない光景だが、近辺に温泉のない皆与志では初めて。掘り返さないと原因は分からない」と話す。九電送配電によると、電柱に異常はなく、状況の変化を見て対応するという。
 噴気は9日現在も絶え間なく上がっている。同町中町内会の池田純会長(74)は「温かい話題だが、今後どのように対応すればいいか悩ましい。しばらく見守りたい」と話した。

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