高齢化率45%…南大隅町に真の田舎を楽しむ宿完成 元地域おこし協力隊が古民家リフォーム

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「いなかを楽しむ宿 栗のや、」で食事をする住民ら=南大隅町根占横別府

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「いなかを楽しむ宿 栗のや、」の外観=南大隅町根占横別府

昔ながらの落ち着いた雰囲気の中でくつろぐ住民ら=南大隅町根占横別府

 昔ながらの落ち着いた雰囲気の中でくつろぐ住民ら=南大隅町根占横別府

 鹿児島県南大隅町根占横別府の栗之脇地区に、築70年の古民家を改修した「いなかを楽しむ宿 栗のや、」がオープンした。人口約7500人、高齢化率45%の町で、地元住民との交流や料理、農業体験など山や田んぼに囲まれた田舎の日常を体験できる。
 元町地域おこし協力隊員の有木円美さん(30)=鹿児島市出身=が、都市と農村の交流拠点を設けようと、2020年から住民と協力し少しずつ改修。町や国の補助金も活用して宿を完成させた。
 有木さんは愛媛大学や鹿児島大大学院などでグリーンツーリズムを学んだ。17年から隊員を3年間務めた後も町内に残り、町の活性化に取り組んでいる。
 宿は和室2部屋、洋室2部屋があり、6人まで宿泊できる。有木さんは「優しく個性豊かな住民が多く、自分も支えられてきた。南大隅の日常の暮らしを味わってほしい」と話す。
 料金は1人1泊朝食付き4000円程度。素泊まりや食事の追加もできる。要相談。南大隅町根占横別府778。メールmarronsinn@gmail.com

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