4年9カ月ぶり えびの高原・県道1号 26日から通行再開 宮崎県

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4年9カ月ぶりの通行再開です。
えびの高原近くの硫黄山の火山活動響で一部通行止めとなっていた県道1号線に新しいルートが整備され、26日から制限付きで車の通行ができるようになります。
通行止めになっているのは、宮崎県小林市から鹿児島県霧島市を結ぶ県道1号のうち、えびの高原付近の約2kmの区間です。
この区間は、2018年に硫黄山で火山性地震が増え、道路の近くで火山ガスの噴気孔が確認されたことなどから交通規制が続いていました。
宮崎県は、この噴気孔を避ける形で県道1号に約350mのう回路を整備、26日から新しいルートでの通行再開となります。
通行できるのは土日だけで、午前9時から午後5時まです。
ただこの区間に駐停車はできず、屋根のない車、オートバイ、自転車、それに歩行者は通行できません。
観光ルートの復活に関係者は期待を寄せています。
(ホテルピコラナイえびの高原 大石勝幸総支配人)
「秋ですと、生駒高原に行かれるお客様が多くて、そちらからえびの高原には迂回して来なければならないということもありまして、直接上がってくるルートがあるということは非常に喜ばしいことと思っております。」
(花の駅生駒高原 廣澤和洋店長)
「鹿児島からのお客様は通行止めになったことで減少してましたので、それが回復してくれるのではないかと期待しています。」
一方で、安全対策には利用者の理解が求められます。
(えびのエコミュージアムセンター 白坂勝弘所長)
「今回、通れるようになるところは、やはり火山性ガスの危険性がございます。途中は絶対に駐停車されないようにそういったルールを守って通行していただければいいと思います。火山性ガスの数値が上がった場合には防災無線等で案内しますので、皆さんそのあたりをご注意いただければと思います。」
宮崎県では、利用者に通行ルールの徹底を呼びかけ、制限の緩和については火山活動の状況を見ながら今後慎重に検討していきたいとしています。

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