芋焼酎粕で発電、EVに利用

霧島酒造、原料無駄なく

2021/12/25 16:20 (JST)12/25 16:37 (JST)updated

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霧島酒造の「さつまいもEV e―imo(イーモ)」

 芋焼酎「黒霧島」などで知られる霧島酒造(宮崎県都城市)は製造工程で出る焼酎粕から発生するバイオガスで発電し、社有の電気自動車(EV)への利用を始めた。担当者は「地元で採れた自然の恵みを無駄なく使い切る」と話し、エネルギーの地産地消を進める。

 同社は、小型車「Honda e(ホンダイー)」4台をオレンジや青のイラストで塗装し「さつまいもEV e―imo(イーモ)」と命名した。社員の移動用で、2030年度までに約130台に増やす。

 同社によると、1日約850トン出る焼酎粕から、約2万2千世帯が1日に使用する電力のガスを生成できる。

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