10管と米沿岸警備隊、14日に鹿児島湾で初の合同訓練 ホノルル母港の巡視船「キンボール」参加

停泊する米沿岸警備隊の巡視船「キンボール」=11日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭

 停泊する米沿岸警備隊の巡視船「キンボール」=11日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭

近代化されたブリッジで報道陣の質問に答える乗組員=11日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭

近代化されたブリッジで報道陣の質問に答える乗組員=11日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭

艦載艇について説明する「キンボール」の乗組員=11日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭

 艦載艇について説明する「キンボール」の乗組員=11日、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭

 海上保安庁は第10管区海上保安本部と米沿岸警備隊による初の合同訓練について、鹿児島湾内で14日に行うと明らかにした。米沿岸警備隊の巡視船「キンボール」(4500トン)が訓練調整のため鹿児島市の鹿児島港本港区に寄港し、日米両機関が11日、記者会見した。
 合同訓練は、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向け日米が共同で取り組む「サファイア」に基づく。米側はキンボールが参加、10管からは巡視船艇と航空機が参加する見通し。会見では場所や規模などの詳細は調整中とし、「訓練後に内容を広報する」と説明した。
 キンボールは、ハワイ州ホノルルを母港とし、太平洋全域で捜索救助や麻薬密輸阻止などを任務とする。船長のトーマス・ダーシー大佐は「相互理解を深め、共通の戦術、技術などを向上させる」と述べた。
 鹿児島での訓練について海上保安庁の檀原裕専門官は「各管区でアメリカと連携することが大事。鹿児島での実施に特別なメッセージを意図しているわけではない」と説明した。
 「サファイア」に基づく合同訓練は2021年以降7回行われ、国内では小笠原沖と長崎沖、横須賀港であった。

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