JR九州、鹿児島中央駅西口にランドマークとなる10階建て複合ビル。2023年春開業へ

JR九州、鹿児島中央駅西口に地上10階建て複合施設 – 2023年春開業

2021/04/30 19:13

JR九州は、鹿児島中央駅西口地区の「まちづくり」の核となり、新たなランドマークとなる開発計画の概要を発表した。鹿児島中央駅と直結した地上10階建ての商業・オフィスビルと立体駐車場からなる複合施設をI期開発とし、2023年春の開業をめざす。

  • I期開発イメージ

JR九州はこれまで、鹿児島中央駅西口地区の「まちづくり」について、関係機関との協議を重ねながら検討を進めてきたという。今回のI期開発の後、II期開発として定住人口の増加によるにぎわいの拡大をめざし、住居等の開発を計画しており、鹿児島中央駅周辺のまちづくりを進めていく。

鹿児島中央駅西口地区の「まちづくり」は、鹿児島市などにより実施予定の道路整備計画と連携し、地域交通の課題解決や歩行者空間の整備によるにぎわいの創出をめざしている。開発敷地面積は9,500平方メートル(I期開発6,500平方メートル、II期開発3,000平方メートル)で、商業、オフィス、住居、駐車場などによる複合的なまちづくりをめざす。

  • I期開発イメージ(夜景)

  • フロア構成イメージ

  • 歩行者空間の整備イメージ

I期開発では、商業・オフィスビルと立体駐車場からなる地上10階建てのビルを建築し、1~3階は商業施設、4~10階はオフィス、ビル直結となる立体駐車場は240台が駐車できる規模となる。BCP対策や感染症対策、環境負荷軽減(脱炭素)対応、ICTの活用を行い、鹿児島エリア最新鋭の施設をめざすとのこと。2021年秋に工事に着手し、2023年春にI期開発開業予定となっている。

II期開発は、I期開発開業後の工事着手をめざし、関係機関との協議を進めていく。定住人口の増加によるにぎわいの創出に向けた住居などの開発計画を検討し、JR九州のめざす「住みたい、働きたい、訪れたい、まちづくり」を実現するとのこと。

鹿児島中央駅西口に10階建て複合ビル JR九州が23年春開業へ計画

2021/4/23 18:48 (2021/4/24 2:02 更新)

JR九州の複合ビル建設予定地。奥は鹿児島中央駅

JR九州の複合ビル建設予定地。奥は鹿児島中央駅

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JR九州の複合ビル建設予定地。奥は鹿児島中央駅

 鹿児島市のJR鹿児島中央駅西口前の再開発を巡り、JR九州が2023年春の開業に向け10階建て複合ビルの建設を計画していることが、市への取材で分かった。1~3階が商業施設で、4~10階にオフィスが入る。近く同社が正式発表する見通し。

 市によると、西口前に土地を所有する市、鹿児島県、JR九州、日本郵便の4者で構成する連絡会の会合が21日にあり、その場でJR九州が説明した。複合ビルはJR九州の所有地(約8500平方メートル)に建設。23年度以降にマンションも着工する。

 JR九州は当初、複合ビルを20年春に開業予定だったが、三反園訓(みたぞのさとし)・前知事時代の18~19年に、隣接の県有地が県総合体育館の建設候補地として一時浮上したため、計画が遅れていた。

 鹿児島中央駅前では23日、東口に完成した再開発ビル「鹿児島中央タワー」の商業施設が一部先行開業した。下鶴隆央市長はこの日の定例会見で「いよいよ西口でもにぎわい創出の空間整備が進んでいく。大いに期待している」と述べた。

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