「和牛オリンピック」2日目 「種牛の部」審査始まる 鹿児島代表も登場

image

image

image

image

5年に1度開かれ、「和牛のオリンピック」とも呼ばれる全国和牛能力共進会の鹿児島大会は7日、大会2日目を迎えました。
全国和牛能力共進会は国内最大の和牛の品評会です。鹿児島での開催は52年ぶりで、過去最多の41道府県から、およそ440頭が出品され、鹿児島からは24頭出品されています。
大会2日目の7日、霧島市牧園町の会場では、発育の良さや体型などを競う「種牛の部」の審査が行われています。
午前中は鹿児島代表で県肉用牛改良研究所が育てた「白浜喜」と「金吉桜」などが登場し、発育や立ち姿の美しさなどの審査を受けていました。大会は、「種牛の部」が霧島市牧園町、「肉牛の部」が南九州市知覧町を会場に、今月10日まで開かれます。
また、木原官房副長官は7日、岸田総理が10日の閉会式に出席するため、鹿児島を訪れると発表しました。

(6区に出品 鶴田洋行さん)
「全国で一番をとれば肝属の牛市場にいい影響が出る。必ず日本一をとりたい」
閉会式が終わると、午後から早速、高校や農業大学校が参加する「特別区」の審査が始まりました。牛の発育状況や体型・姿の美しさを見たり、出品者が育て方のこだわりなどをプレゼンしたりしていました。
そして、鹿児島代表の曽於高校の雌牛「しえな」も本来、紹介するはずだったプレゼンの動画が表示されないトラブルはあったものの、動じることなくやりきりました。
(曽於高校3年 矢野輝星さん)
「審査終わってほっとしている気持ちあるが、しえながびくびくした状態で落ち着かせることができなかった」
「特別区」には24道県から24頭が出場し、審査の結果は8日に発表される予定です。
ところで、霧島市牧園町では審査会場の隣には一般の皆さんも楽しめるイベント会場があり、鹿児島をはじめとした全国のブランド牛を試食できます。
(来場者)「柔らかくておいしい。う~ん」「幸せ。甘くておいしい」
また、会場では県内の特産品の販売もあり、多くの人でにぎわっていました。
6日は今大会で新設された高校や農業大学校生による「特別区」の審査が行われましたが、7日からは「種牛の部」の審査が始まります。
7日に審査が行われるのは、若い牛を個別に競う1区から3区と、同じ地域の雌牛を3頭1組で出品して、品種改良の成果や3頭の体形の均一さなどを競う4区です。
種牛の部、肉牛の部でそれぞれ最も優れた牛に送られる内閣総理大臣賞を目指す上で、各審査区でトップに立つことが前提条件になるだけに、県勢の結果が注目されます。
大会は10日まで霧島市と南九州市で開かれますが、イベント会場のある霧島市の会場には駐車場はありません。鹿児島空港や霧島神宮周辺などあわせて6か所の臨時駐車場から、シャトルバスを利用ください。
詳しい情報は公式ホームページで確認できます。

コメント