【100年フード】とろけるような舌触りで親しまれる餅菓子。鹿児島県「あくまき」

【100年フード】とろけるような舌触りで親しまれる餅菓子。鹿児島県「あくまき」

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「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、鹿児島県の「あくまき」。
鹿児島が誇る、端午の節句(5月5日)の定番の餅菓子。とろけるような舌触りと独特の風味が特徴的で、鹿児島のソウルフードとして親しまれています。
一説では、薩摩藩が1600年の関ヶ原の戦いの際、または1592年の朝鮮出兵の際に日持ちする兵糧として作ったと伝承されています。
灰汁(あくじる:木などを燃やしてできる灰に熱湯をかけ濾したもの)に浸したもち米を、竹の皮に包み、たっぷりのお湯で煮て作られます。灰汁の持つ、でんぷんの糊化促進作用や糊化したでんぷんが固くならない働きにより、モチモチとした食感を長く保つことができるのです。
また、長時間煮ることやアルカリ性の灰汁による細菌増殖抑制効果によって優れた保存食になります。灰汁は、樫(かし)、椎、くぬぎ、ミカンの木などの木灰、竹灰、大豆・そば・ゴマのさやなどの灰が使用され、出来上がりの色・風味に違いがあるが一般的には木灰が好まれ使用されます。
【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-kagoshima/
【NPO法人霧島食育研究会】
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Drive! NIPPON編集部

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