鹿児島県庁に掲揚された「かつおのぼり」
水産業への理解を深め、カツオの消費を拡大しようと12日、鹿児島県庁前に「かつおのぼり」が登場した。4年ぶりに近くの真砂保育園の園児36人が「ゴーゴー、カツオ」と大きな声をかけながら掲揚した。
県と枕崎市、同市漁協、枕崎水産加工業協同組合が企画し、今年で39回目。同漁協の市田恵八朗組合長(62)は「カツオは春と秋で味が変わり、一年を通して楽しめる。コロナも落ち着いたので積極的にPRしていきたい」と話した。
県によると、2021年の県内のカツオ漁獲量は5535トンで全国9位。かつお節生産量は1万8921トンで全国1位を誇り、国内の生産量の約7割を占める。さらに上を目指して5匹のかつおは31日まで県庁前を泳ぐ。
「かつおのぼり」を掲揚する保育園児ら=12日、鹿児島県庁
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