亡き医師が一目ぼれしたオキナグサ 地域に春告げる赤い花 伊佐・本城校区

赤い花を下向きに咲かせ、地域に春を告げるオキナグサ=20日、伊佐市菱刈南浦

 赤い花を下向きに咲かせ、地域に春を告げるオキナグサ=20日、伊佐市菱刈南浦

(別カット)赤い花を下向きに咲かせ、地域に春を告げるオキナグサ=20日、伊佐市菱刈南浦

 (別カット)赤い花を下向きに咲かせ、地域に春を告げるオキナグサ=20日、伊佐市菱刈南浦

 鹿児島県伊佐市の本城小学校周辺で、オキナグサの花が見頃を迎えている。しとやかな雰囲気を醸す赤い花が、地域に春の訪れを告げる。
 オキナグサはキンポウゲ科の多年草で、下向きに咲くのが特徴。花が終わるとタンポポのような綿毛になって種子を飛ばす。
 2016年8月に亡くなった近くの医師中園三宏さん(享年81歳)がオキナグサの魅力に一目ぼれし、平成の初めごろから地域を巻き込んで植栽を始めた。1993年からは花が咲く時期に合わせて「おきな草祭り」を開いている。
 本城小では、3年生が毎年5月ごろ花壇に植える。同校区コミュニティも歩道沿いに植栽する。4年浦崎絢音さんは「草取りを頑張っているので、きれいに咲いて良かった。他の地区の人も見に来てほしい」と呼びかけた。花は3月末ごろまで楽しめる。

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