初夏の風 波打つ白いじゅうたん ソバの花開花 鹿児島

2022/05/11 11:44

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畑一面に咲く真っ白なソバの花=南九州市川辺町上山田

 鹿児島県南九州市川辺町上山田の桐木平集落でソバが開花期を迎えた。高台の畑は一面かれんな花で覆われ、初夏の風に白いじゅうたんが波打つように揺れていた。
 桐木平地区営農組合の桐木平弘組合長(67)によると、4月初めに種をまいたものが、先週末に花が咲き始めた。例年より1週間ほど遅れているが、成育は順調で今週末には満開になるという。
 農家の高齢化による休耕地対策として住民有志が営農組合を立ち上げて5年。今では組合員以外も含めて集落全体で約20ヘクタールを栽培する産地となり、夏ソバと秋ソバを育てている。
 桐木平組合長は「以前はそば打ち会も開いていたが、新型コロナウイルスの影響で、できなくなった。道の駅などにも出しているので川辺のそばをぜひ味わって」と話す。

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