土手一面、真っ赤なじゅうたん 亡き妻を思い植え始めたヒガンバナ 14年たち初秋の人気スポットに 鹿児島・伊佐

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土手一面に咲くヒガンバナ=伊佐市大口大田

土手一面に咲くヒガンバナ=伊佐市大口大田

 鹿児島県伊佐市大口大田の水田の土手で近くの農業上田篤さん(91)が育てるヒガンバナが見頃を迎えた。500メートル続く、真っ赤なじゅうたんのような絶景を一目見ようと、訪問客でにぎわう。今週末まで楽しめそう。
 上田さんが亡き妻を思い2008年から植え始め、草刈りなどの管理を全て一人で行う。口コミや交流サイト(SNS)で注目を集め、伊佐の初秋の人気スポットになっている。
 熊本県あさぎり町から訪れた農業右田久也さん(49)、朋美さん(48)夫婦は「3年ほど前、偶然通りかかってから毎年来ている。今年もきれいで感動した」。上田さんは「ここは私の元気の源。体力が続く限り世話を続けたい」と話した。

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