寒すぎてエアコンを「10時間」つけっぱなし! 電気代は1ヶ月でいくらかかる?「サーキュレーター」を使えば節約になるの? 電気代について解説

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暖かい日があったと思ったら、急に寒くなる日があったりしますが、冷え込んだ日にはエアコンをつけっぱなしにしている人もいるのではないでしょうか。電気代が高騰している中で、エアコンをつけっぱなしにしたら費用がかさむのではないかと心配になりますよね。
そこで本記事では、「エアコンを10時間つけっぱなしにしたら電気代はいくらになるのか」「エアコン代を安くするためにサーキュレーターを使うと節約になるのか」を解説します。エアコン代を少しでも節約したい人はぜひ参考にしてください。

エアコンを10時間つけたままにしたらいくらになるの?

まず、エアコンの暖房を10時間使用したときの電気代を見ていきましょう。
エアコンの電気代は「消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)」で求められます。
エアコンの消費電力は部屋の広さやエアコンの機種にもよりますが仮に800W(0.8kWh)とし、電気料金の単価は1kWh=31円として計算すると、1時間当たり「0.8(kWh)×31(円/kWh)=24.8円」です。
そのため、10時間だと1日につき約248円かかることになります。さらにエアコンの暖房10時間つけっぱなしを1ヶ月間(30日)続けると7440円かかります。

サーキュレーターの電気代はいくらになるのか?

次にサーキュレーターのみの電気代を考えます。
サーキュレーターの電気代もエアコンと同様に「消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)」で求められます。
サーキュレーターの消費電力は一般的に20~30Wです。電気料金の単価を1kWh=31円として計算すると、1時間当たり「0.03(kWh)×31(円/kWh )=0.93円」で10時間つけても9円ほどです。

エアコンだけ使うよりサーキュレーターと同時に使う方が安くなる?

エアコンのみを使用した場合と、エアコンとサーキュレーターを併用したときの電気代を比較していきましょう。
サーキュレーターは部屋全体の空気を循環できる機能があり、エアコンの暖房の効率が高まるため、エアコンの設定温度を1℃下げられます。ダイキン工業株式会社によると、1℃下げると約5~10%の節約になるため、エアコンの消費電力が800Wだった場合は、1℃下げるだけで約80Wの節約となります。
実際にエアコンの設定温度を1℃下げ、サーキュレーターも使用した場合の計算をすると、「エアコンの消費電力0.72×31=22.32円+サーキュレーターの電気代金0.93円=23.25円」となります。
つまり10時間使用した場合は232.5円となり、エアコンを10時間つけっぱなしにしていたときの電気代248円よりも約15円も安くなるのです。1ヶ月にすると450円の差がつくため、意外と大きな差になることが分かります。

サーキュレーターをうまく活用して部屋全体を暖めよう

エアコンの暖房の設定温度を1℃下げるだけで約5~10%の節約につながるため、設定温度を2~3℃変えるだけでかなり大きな節約へとつながります。サーキュレーターで部屋全体に暖かい空気をいきわたらせることで、効率よく空調を整えていきましょう。

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 令和4年度事業報告

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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