小児に多い夏風邪「ヘルパンギーナ」が急増 鹿児島県が警報「手洗い、うがいを」

image
 鹿児島県は22日、小児に多い夏風邪の疾患ヘルパンギーナが増加しているとして、県内全域に警報を発令した。6月12~18日の53定点報告数は、発令発生基準6.0を超え、定点当たり9.94人(前週5.94人)。排便後や食事前などの手洗い、うがいを呼び掛けている。
 県健康増進課によると、警報の発令は2012年7月13日以来。報告数は527人で、前週に比べ212人増加した。うち1~2歳が239人と45.4%を占めた。
 「6.0」を超えたのは、鹿児島市(19.23人)、鹿屋(15.8人)、姶良(15.43人)、川薩(8.75人)、加世田(8.67人)の5保健所管内。
 ヘルパンギーナは、発熱と口腔(こうくう)粘膜に水疱(すいほう)性発疹が現れるのが特徴。県健康増進課は「理由は分かっていないが、通常の流行シーズンより早い。発症後4週間ごろまではウイルスが便から排出されるので、手洗いなどの感染対策を」としている。

コメント