桜島のマグマを探れ!人工地震による構造探査 鹿児島

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8日未明、鹿児島市の活火山・桜島で爆薬を使って人工的に地震を起こし、桜島のマグマの量や形を探る調査が行われました。調査結果の解析からマグマの動きを推定し、噴火予測が正確に行われることが期待されます。
7日夜、鹿児島市の桜島横山町の観測所で長年、桜島の研究をしている京都大学防災研究所が中心となりある調査が行われました。
野平美奈子記者:
ここの50m下にある爆薬が、このあと爆破される
桜島北部に設置されたこの装置。地下48mに120kgの爆薬が仕掛けられていて、人工的に地震を起こします。
中道治久准教授(始まる前・最初の質問)2ヵ所で爆破を行うその反射スピードでマグマの存在位置を明らかにする
地震波形を複数の地震計で観測し、その波形を解析することで桜島のマグマが現在どのような大きさや形をしているのか、明らかにします。
2019年の調査では島内185カ所の地震計で揺れを観測しましたが、今回は大幅に増え3000カ所以上で観測を行います。
桜島を一周する道路の下に国土交通省が整備している光ファイバーケーブルをセンサーとして使い、振動を観測してより高密度な記録を得てマグマの詳細な解析が期待されます。
気象庁や全国6つの大学の関係者が現場で見守る中、カウントダウン。
爆破野平影ナレ午前0時7分、爆破されました。100m以上離れた場所にいますが揺れを感じます。
下から突き上げるような揺れが起きると同時に、パイプの中に入れていた水も勢いよく噴き出します。
現場に置かれたモニターには光ファイバーが感知した震度を表す波形が。
SE中道治久准教授無事2カ所予定通りに発破を行えて安堵と地震度も観測できた
桜島の山体の中をより詳しく分析することができる
この調査の結果は2023年中に公表され、得られたマグマの構造から桜島の正確な噴火予測を目指すということです。

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