甘~く、きれいな色に実りました…鹿児島独自のかんきつ品種「大将季」の収穫始まる 北薩

大将季を収穫する生産者=21日、出水市高尾野

 大将季を収穫する生産者=21日、出水市高尾野

主に贈答用として出荷される大将季=21日、出水市高尾野

 主に贈答用として出荷される大将季=21日、出水市高尾野

大将季のはさみ入れ式を喜ぶ生産者ら=21日、出水市高尾野

 大将季のはさみ入れ式を喜ぶ生産者ら=21日、出水市高尾野

 JA鹿児島いずみ管内で加温栽培したかんきつ類「大将季」が収穫時期を迎え、はさみ入れ式が21日、鹿児島県出水市高尾野の遠竹修さん(45)のハウスであった。濃いオレンジ色で、甘さと酸味のバランスに優れた県独自の品種。主に贈答用として県内や東京、大阪に出荷される。
 同JA管内は、出水、阿久根、長島の2市1町で29戸が計6.7ヘクタールで栽培している主産地。230トン、販売額2億円超の出荷を目指す。JAによると、重油や肥料高騰の影響は受けたものの天候に恵まれ、上々の品質に仕上がった。
 式には生産者や自治体関係者ら約70人が出席、テープカットで祝った。遠竹さんは「糖度は高く、色がきれいにのっている。子どもから高齢者まで幅広く食べてもらいファンになってほしい」と語った。
 年明け以降に収穫が始まるハウス無加温と露地栽培は、667トンの生産を見込む。

コメント