米軍無人偵察機 鹿屋航空基地に初めて姿現す 鹿児島県

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鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地で、早ければ10月中にも運用が始まるアメリカ軍の無人偵察機「MQ9」が27日、初めて姿を現しました。今後、機体チェックのためのテスト飛行が行われる予定です。
春山たかよ記者
「駐機場の真ん中に、無人偵察機の姿が確認できました。ホースをつないで、給油しているものとみられます」
27日正午ごろの、海上自衛隊鹿屋航空基地です。
無人偵察機「MQ9」が格納庫の外に出たのを確認できたのはこれが初めてです。
無人偵察機の近くにはアメリカ兵の姿も確認でき、プロペラを回したりケーブルのようなものを接続したりして機体をチェックしていました。
このほか格納庫の中には、もう1機、別の無人偵察機があるのが確認できました。
また、アメリカ国防総省が公開した動画には、格納庫の中でアメリカ兵が無人偵察機を組み立てている様子が撮影されています。
動画の説明文には26日、MQ9の8機のうち1機の組み立てを始めたと記されています。
無人偵察機は、中国軍の警戒監視のため鹿屋航空基地に8機配備されるもので、1年間、最大200人のアメリカ兵が鹿屋市に駐留します。
27日は午後6時までに無人偵察機が実際に飛行することはありませんでしたが、九州防衛局によりますと、鹿屋市が要望しているデモフライトとは別に、運用開始前にテスト飛行も予定されているということです。
運用開始は、10月下旬以降とされていますが具体的なスケジュールはまだ発表されていません。

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