川内原発、20年運転延長認可 40年超で国内5、6基目―規制委

九州電力川内原発=2015年3月、鹿児島県薩摩川内市

九州電力川内原発=2015年3月、鹿児島県薩摩川内市

九州電力川内原発1、2号機の運転延長の認可書を原子力規制庁の担当者(左)から受け取る九電原子力発電本部の林田道生副本部長=1日午後、東京都港区

九州電力川内原発1、2号機の運転延長の認可書を原子力規制庁の担当者(左)から受け取る九電原子力発電本部の林田道生副本部長=1日午後、東京都港区

 原子力規制委員会は1日、運転開始から40年が迫る九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、運転期間延長を認可した。最長で20年間の運転延長が可能となる。40年を超える原発としては国内5、6基目。

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 川内1号機は来年7月に、2号機は2025年11月に運転開始から40年を迎える。九電は特別点検などを実施した上で昨年10月、「安全に運転を継続できる」として延長を申請した。
 規制委の山中伸介委員長は1日午後の記者会見で「運転延長についての審査経験は積んできており、技術的な考え方や評価の仕方などを今回の審査に生かすことができた」と話した。

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