色よし、香りよし…かごしま茶、好況願い新春初取引 鹿児島市

新春初取引会で審査されるかごしま茶=6日、鹿児島市南栄3丁目のかごしま茶流通センター

 新春初取引会で審査されるかごしま茶=6日、鹿児島市南栄3丁目のかごしま茶流通センター

茶葉の香りや手触りなど確かめる茶商ら=6日、鹿児島市南栄3丁目のかごしま茶流通センター

 茶葉の香りや手触りなど確かめる茶商ら=6日、鹿児島市南栄3丁目のかごしま茶流通センター

茶の香りや色などを確かめる茶商ら=6日、鹿児島市南栄3丁目のかごしま茶流通センター

 茶の香りや色などを確かめる茶商ら=6日、鹿児島市南栄3丁目のかごしま茶流通センター

 かごしま茶新春初取引会が6日、鹿児島市のかごしま茶流通センターであった。昨年に続き新型コロナウイルス対策で規模を縮小し、生産者や茶商ら約100人が参加。本年産の茶が順調に生育し、活発に取引されることを祈願した。
 霧島市や南九州市など5市1町の冷蔵貯蔵施設に保管されていた2022年産茶4.4トン(80点)が出荷された。茶商22社は1点ずつ手に取り、香りや色、味を確かめながら手元の端末で入札した。1キロ当たり本茶で平均1231円、最高で4046円の値が付き、総額は531万5926円だった。
 ウクライナ情勢に伴う生産コストの増大などで、茶生産を取り巻く環境は厳しい。入札後の式典に生産者代表として出席した県茶生産協会の坂元修一郎会長(67)は「ピンチをチャンスにし、消費拡大に取り組むことが重要。消費者が求める多様な茶づくりや県内外でのPRをしていく」とあいさつした。
 県茶業会議所の柚木弘文会頭(67)は「鹿児島のお茶は質が高く他県産に負けない。ぜひ、買って飲んで他の人にも振る舞ってほしい」と呼び掛けた。

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