薩摩地方の山地 19日も積雪に要注意 向こう1週間、降雪の恐れ

20センチほど雪が積もった上場小学校前=18日午前8時20分ごろ、出水市上大川内

 20センチほど雪が積もった上場小学校前=18日午前8時20分ごろ、出水市上大川内

10センチ以上の雪が積もった旧布計小学校=18日、伊佐市大口山野

 10センチ以上の雪が積もった旧布計小学校=18日、伊佐市大口山野

雪の重みで道路に倒れ込んだ竹=18日午後8時45分ごろ、出水市上大川内

 雪の重みで道路に倒れ込んだ竹=18日午後8時45分ごろ、出水市上大川内

 強い寒気の影響で鹿児島県内は18日、山間部を中心に雪が積もった。寒気は19日も残り、薩摩地方の山地(標高200メートル以上)では同日昼までに1センチ積もる所がある見込み。鹿児島地方気象台は、路面凍結に注意が必要としている。
 標高約500メートルの出水市上場高原では17日夜から雪に見舞われた。上場小学校の切通健雄教頭(48)は「朝は車の屋根に20センチほど積もっていた」と驚いた。伊佐市大口山野の布計地区でも10センチ以上の積雪。祖父母の家に遊びに来ていた鹿児島市吉野小3年工藤大馳君は「こんなに積もるのを見たのは初めて」と話した。
 強風や高波の影響で18日の海と空の便は、離島を中心に欠航が相次いだ。19日は種子・屋久高速船の1便が欠航を決めている。
 気象台によると、県本土は向こう1週間、湿った空気が流れ込む。気温は上がらず、薩摩地方の山地で降雪の恐れがある。

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