西郷の直筆漢詩も初お披露目 幕末・明治の初公開資料60点一挙公開 黎明館企画展

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鹿児島市の黎明館で、これまで未公開だった幕末、明治の資料が見られる企画展が始まりました。
6日から黎明館で始まったのは「幕末・明治初公開資料展」です。西南戦争の城山の戦いで焼失した鹿児島城下を写した絵図や、薩摩藩の家老・調所広郷が飢饉の際、当時の気候や社会情勢について記した書状など、幕末から明治にかけての初公開の資料およそ60点が展示されています。
こちらは、西郷隆盛直筆の漢詩。辛く苦しい経験をしたからこそ今の自分があり志が固められると、2度の島流しを経た当時の思いが綴られています。
(記者)「さらに来月から開催されるかごしま総文に合わせて、吹奏楽に関する資料も展示されています」
薩摩藩は軍楽隊を立ち上げ、明治2年=1869年には10代から20代の若者たちが、イギリスの軍楽隊から演奏を教えてもらいました。
練習の様子を収めた写真や、軍楽隊の1人で、日本人で初めて金管楽器「ユーフォニアム」を演奏したといわれる薩摩藩士・尾崎平次郎を海軍楽隊軍曹に任命する辞令などが展示されています。
(黎明館 崎山健文・学芸専門員)「新しい資料ばかりで、わくわくする気持ちで見ていただけると思うので、楽しんでいただけたら」
「幕末・明治初公開資料展」は、鹿児島市の黎明館で8月27日まで行われています。

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