迫力の鼓動 3年ぶり元日奉納 国宝・霧島神宮で九面太鼓 照国神社もにぎわい

「天孫降臨」の神話を力強く表現する保存会のメンバー=1日午前2時すぎ、霧島市霧島田口の霧島神宮

 「天孫降臨」の神話を力強く表現する保存会のメンバー=1日午前2時すぎ、霧島市霧島田口の霧島神宮

初詣に訪れる参拝客=1日午前10時25分、鹿児島市の照国神社

 初詣に訪れる参拝客=1日午前10時25分、鹿児島市の照国神社

初詣に訪れた参拝者=1日午前1時半すぎ、霧島市霧島田口の霧島神宮

 初詣に訪れた参拝者=1日午前1時半すぎ、霧島市霧島田口の霧島神宮

 国宝に昨年指定された鹿児島県霧島市の霧島神宮は1日未明から多くの参拝者でごった返した。郷土芸能「天孫降臨霧島九面太鼓」が3年ぶりに元日に奉納され、迫力ある鼓動が境内に響いた。
 ニニギノミコトが八百万(やおよろず)の神々と地上に降り立った「天孫降臨」の神話などを勇壮に表現した。保存会の修行兼一郎会長(71)は「世の中が平穏になるよう祈りを込めた。多くの人に元気を届ける年にしたい」と述べた。
 同市牧園の会社員岩戸幸太郎さん(45)は「3年ぶりの奉納は新型コロナウイルス前の日常が戻ったようでうれしい」と話した。
 鹿児島市の照国神社も大勢でにぎわい、着物での参拝や、おみくじや破魔矢を買い求める姿があった。
 家族と訪れた甲南高校1年板元祐晟さんは「趣味のサイクリングを楽しむ一年にしたい」と笑顔。うさぎ年に「勉強の成績順位も飛躍させます」と誓った。

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