鹿児島「薬師温泉」がリニューアル サウナを拡張、コーヒースタンドも

福丸さん親子福丸さん親子
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 源泉かけ流しの天然温泉施設「薬師温泉」(鹿児島市薬師)が4月26日、リニューアルオープンした。

 1919(大正8)年に開業した同施設。1974(昭和49)年より現在の鉄筋ビル1階で営業している。建物の老朽化に伴い、3代目・4代目の福丸さん親子が「リノベーションでサードプレイス(第三の場所)にもなる新たな温泉の形を提供したい」とリニューアルを決めた。

 エントランスや番台回りはガラス張りで、カフェ風のモダンな造り。4代目の直宏さんが設計の段階から何度も打ち合わせをして仕上げたという。番台はコーヒーやアイスティー、コーヒー牛乳などを提供する「BANDAI CAFE」も併設する。銭湯の客でなくても購入でき、番台の奥には小さなコミュニティースペースも用意する。

 浴槽はこれまでの広さを維持しながら、サウナや水風呂は拡張した。脱衣所は広めにし、「ゆっくりできる空間作りを大切にした」とも。2階はまだ改装中で、「薬師温泉 離れ」としてイベントなどができるコミュニティースペースにし、6月末のオープンを目指している。

 直宏さんは「地元の方々に寄り添える場所、温泉に入らなくてもフラッと立ち寄ってもらえるような地域に根ざした場所でありたい」と話す。

 営業時間は6時~23時。入浴料は、大人(中学生以上)=420円、小学生=150円、6歳未満(未就学児)=80円。年に数回、メンテナンスによる臨時休館あり。駐車場は15台。

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