鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長が交際費で国会議員らに高額の贈答を繰り返したとして、町長に192万円の損害賠償を請求するよう住民が町に求めて鹿児島地裁に提訴し6日、初弁論があった。裁量を逸脱した違法な支出とする原告側に対し、町側は違法性はないとして請求を退けるよう求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、荒木町長は2017~21年度の間、町長交際費で国会議員や県知事らに焼酎、イセエビなどの高額な贈答を繰り返したとされる。
町側は答弁書で「交際の重要性、必要性を勘案すれば、妥当性を欠いているものではない」などと主張している。
原告で同町議の真辺真紀氏は取材に「高額贈答を5年も繰り返しており、町民の損失は大きい」と話した。
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