最初は5メートルも泳げない子たちが…4.2キロ「錦江湾横断遠泳」へ特訓始まる 鹿児島市の2小学校

【別カット】下級生らに泳ぎを披露する3度目の遠泳となる6年生=鹿児島市の松原小学校

下級生らに泳ぎを披露する3度目の遠泳となる6年生=鹿児島市の松原小学校

 鹿児島市の松原小学校で8日、伝統の錦江湾横断遠泳の練習が始まった。本年度は4年生以上の希望者46人が参加。初挑戦の18人を対象にした泳力検定では5メートル以内で足を着く人が相次いだ。子どもたちは約3カ月の特訓を経て、桜島の小池海岸から対岸の磯海水浴場までの約4.2キロを泳ぐ。
 遠泳は保護者でつくる水泳同好会の主催で、今回で58回目。7月24日の本番に向けて、子どもたちは平日は毎日練習に取り組む。初日は、3度目の挑戦となる6年生がプールへの入り方や泳ぎ方を実演して下級生らに紹介。初挑戦の児童たちは緊張した面持ちで泳力検定に臨んでいた。
 6年谷雅玖君は「初めての人が楽しく泳げるように優しく教えたい」。初日は2メートルほどしか泳げなかった4年福元莉暖さんは「水は冷たいけど練習を頑張って泳ぎ切れるようになりたい」と話した。
 錦江湾横断遠泳を伝統とするもう一つの清水小学校は7日から練習を開始。本番は7月25日を予定する。

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